南小のシンボル「大松(おおまつ)」

歴史を語る大松は、四方に深く根をおろし、雄々しく伸びる太い幹、繁る枝葉のゆたかさに、教えをうけてつとめよう

在りし日の大松この黒松はもと永源寺境内当時から(明治9年小学校建築)ここにあって、長い歴史を語りつづける。目通り3.7メートル、根まわり6メートル、高さ15メートル、枝張り220平方メートル、樹齢二百数十年におよび、この地に生まれ、この学校に学んだ人々の思い出と愛着の古木である。雄々しくそびえる大松は、今までながい間、そしてこれからもみなさんの成長と、しあわせをみまもりながら無言の教えをさけび続ける「心もからだも、わたしのように強くなれ!」「勉強にも、せいだして世の中に役に立つ人になれ」と。(開校百年記念誌より引用)


しかし、大松は昭和56年に遂に枯死し、雄々しくそびえ立つ姿を消してしまいました。この年の1月31日、老人クラブ、地元有志の方々、全校児童が参加して供養祭(お別れの会)を実施し、涙とともにお別れを告げました。そして、2月3日、見入る人たちの息を飲む中で巨体を横たえました。子供たちの中には思わず泣きだすものもありました。



昭和56年11月14日、地元住民の要望により二代目の松が植樹され、先代の大松に続き、朝な夕な子供たちの健やかな成長を見守っていてくれました。しかし、平成16年、松食い虫の被害を受け、9月17日伐採するに至りました。




三代目大松平成18年2月20日、三代目の松が植樹され、祝う会を行いました。子供たちの心に、大松の教えがしっかりと受け継がれました。